歯科用セラミックにはいくつかの種類があります。現在使われているセラミックは「ジルコニア」「二ケイ酸リチウムガラスセラミック(プレスセラミック)」「築盛用セラミック」とその組み合わせに分けられます。それぞれの特徴があり、何が一番とは言えない所もありますが、ある程度は使い分けを知る必要もあると感じています。例えば、ジルコニアが出始めた時にはメタルに代わる魔法のセラミックの様な扱いでした。現在ではどうでしょう?割れないという事は確かにメリットですが、そのメリットは必ずしも患者の為とは言えない場合があります。ここ数年、ジルコニアである事が災いしているなと感じるケースを見る事、聞く事が多くなってきました。あらためて「マテリアル」を見直すことも大事ですね。

二ケイ酸リチウムガラスセラミック
e.maxに代表されるセラミック。e.maxは商品名なので、プレスセラミックと言っています。CAD/CAMで製作される場合もあるので正確な表現ではないですね。
こちらもフレームとしての使用とモノリシックとしての使用が出来ます。しかし、ジルコニアの様な強度がないためシングルクラウンから3ユニット程度のブリッジまでしか出来ません。しかしその範囲であるならジルコニアよりお勧めする事が多いですね。
ロジックではe.max以外のインゴットも使用しますが、色の違いはあるものの良し悪しはあまり感じていません。適合も比較的容易なのでインレーにも適しています。
モノリシッククラウンは形態が命です。一番のメリットは割れる事を恐れず正しい位置で咬合させることが出来る事です。ジルコニアより形態を凝る事が出来るのでこちらの方が好きです。(画像はモノリシッククラウンにステイニングしたものです。)