【患者向け】

この患者さんは正中離開と色の改善のためラミネートべニアを選択しました。
ラミネートべニアとは、「付け爪の様な」と言われるように歯の表面だけを削ってそこにセラミックのシェルを張り付ける治療の事です。
歯は出来るだけ削らない方がよいのですが、矯正を選択されない場合はラミネートべニアを選択される事は少なくありません。
最近、美容整形系の歯科でラミネートべニアやオールセラミック補綴での乱排(乱れた歯並び)の6前歯の補綴のケースをを見かけたりします。
審美的な要件では歯頚ラインの重要性が謳われていますが、ただ削って補綴しただけの美しくないケースをよく見ます。審美は個人的な主観によるものだから正解はないという方もいますが、歯科医や技工士といったプロの立場から見た場合には正解の幅は狭まってくるはずです。
矯正は時間がかかるため受け入れられない方も多いかと思いますが、補綴だけでは限界があるケースも多々あります。
そういった場合、あり得ない形と排列に、あり得ない色・・幻滅してしまうケースとなってしまうことがあります。
もちろん美容系の歯科でも「上手いな~」と思う所もあります。何事もやりすぎるとおかしなことになると思っていた方が良いですね。
あくまで自然に、+ 少し綺麗に!を理想としています。

1.術前のスタディモデルから理想的な形となるように診断用ワックスアップをします。
2.診断用ワックスアップに基づいて形成・印象が行われます。
3.形成された模型上でワックスアップを行い、プレスセラミックにて製作されます。
4.プレスセラミックに必要に応じてステイニングを行い完成します。
5.問題が無ければ口腔内へセットされます.


セット後2年経ったときの画像です
歯肉の状態も良く、割れたり剥がれたりもなくこのまま順調に行きそうなケースですね。
補綴物のトラブルは比較的早期に出る事が多く、既存の咬合や咬合様式に乗っ取った補綴の場合は心配は少ないです。
補綴的矯正といった歯並びやガイドを大きく変更するようなケースの場合、さらに綿密な審査・診断が必要となります。
美しい歯並びを求める場合でも、歯科医療の本質から離れた補綴は患者さんにとって後々辛い結果となってしまう事もありますので、歯科医院選びは本当に大事です!!
ケース提供 白井市 白井歯科クリニック 吉岡先生より


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