臼歯部のスタンダードなインプラント補綴

チタンベース+モノリシッククラウン

私が開業したのは20年以上前になりますが、ちょうどインプラント補綴が盛り上がってきたところで、毎週のようにどこかでインプラントの講習会が行われていました。当時はたくさんの講習会、研修会へ足を運びました。また、色々な事が試行錯誤の時代でしたし、トラブルもたくさん経験してきました。

当時はセメンティングを選択される先生が多く、スクリューリテインを選択する先生は「なかなかやるな!」なんて思っていました。サイドスクリューなんてのもありましたが、トラブルが多く廃れていきましたね。現在ではスクリューリテインで壊れない設計が好まれるようです。

それこそ20年近く前のケースだと思います。今見ると恥ずかしいケースですが、ロングスパンのケースでもワンピースでセメンティングで行う事が多かったです。もちろんジルコニアなんて無いですからメタルセラミックで製作する事がほとんどです。何ピースかに分けたフレームを口腔内で止めるために歯科医院へ行ったりと、あの頃は歯科医院へ行く事が多かったですね。で、セット直後に臼歯部が飛んで、フルで焼き直しなんてこともありました。問答無用です・・

現在のインプラント臼歯部

さて前置きが長くなりましたが、昨今の臼歯部インプラント補綴ではチタンベース+ジルコニアモノリシッククラウンという設計がほとんどです。これについては言いたい事はたくさんありますが、別の機会に触れたいと思います。

この設計はとてもシンプルです。アクセスホールの位置に問題を感じる事もありますが、セメントを使わないということは大きなメリットでメンテナンスもしやすいですね

右下56と左下567のケースですミラーで反転してます)

この一般的な設計はとてもシンプルですが、厳密な色合わせには向いていません。色調的な審美には不向きですが、シンプルで壊れない補綴物を望まれている場合には有効的です。

こういったケースに求められているのは、壊れない事と安価な事、そして調整が少ない事です。クラウンの丈夫さは私の技術ではなく素材のポテンシャルでカバーされますので、「調整の少ないクラウンを安く納品する事」が求められているのだな・・・とひしひしと感じています。技工士の皆様は納得できる料金をチャージできていますか?

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