歯科医院選びでお困りの方へ

その歯科医院がある限り、そこに通い続けたいと思える歯科医院はありますか?

日本は先進国の中で、歯科における患者さんの意識は、最も遅れている国と言ってもいいでしょう。歯科業界には様々な問題があります。それを改善するには、皆様が歯(口腔器官)に興味を持ち、正しい知識を得る事です。

歯科難民と言う言葉を知っていますか?今は欲しい情報がすぐに手に入る時代ですが、その情報を正確に判断する事も出来ず、また鵜吞みにし過ぎたりと、結果「情報に翻弄されたり」「情報そのものを受け取る事が出来ない」といった方がいます。

そういった方に少しでも有意義となる情報をお伝えできればと思い、この記事を書こうと思いました。

専門的なところもあえて入れていこう 他の人が言わない・言えない事も書いていこう という思いで書き始めます!

ここから先は、補綴(物)に対してのお話しとなります。少し専門的な話となりますのでご了承ください。

分かりそうなところだけ見て頂いても結構ですよ

でも最初は基本的な所から・・・

補綴物がどうあるべきか

皆さんの口の中に入る補綴物がどうあるべきかを知ってもらいたいと思います。補綴物についてはなんとなくわかって頂けているでしょうか?その補綴物には良いものとそうでないものが存在します。しかし、患者さんがこれを正しいと判断する事はなかなか難しいと思います。

が、どうあるべきかを知っておいても損はありませんので、興味がある方、お時間のある方は是非!

1.マージンの適合が良い事

2.マージンが縁下に入っている場合、貫通部の形態や性状が正しくある事 

3.コンタクトの位置や形、強さが適切である事

4.正しい咬合接触点が回復されている事。

5.アンテリアガイダンスによって臼歯部離開がされている事

6.審美的であること

これは1本または少数歯での補綴に対しての評価であって、欠損を含むケースや多数歯補綴の場合は、さらに評価の基準が変わってきます。

何を言っているのか分からないと思いますが、これら6つの点について説明していきます。

補綴物がどうあるべきか

1.マージンの適合が良い事

赤い線で描かれているのがマージンです。分かりにくいかも知れませんが、形成された辺縁の事をマージンと言います.

このマージンの適合と言うのが補綴においては絶対的な条件で、ここの適合が悪いと2次カリエスとなったりします。

図はemaxインレーの場合ですが、当然クラウンでも同じことが言えます。しかしクラウンの場合は、マージンが歯肉の内側に設定されている事もあり、患者さんには分かりにくく、適合の良い補綴物をセットするかは歯科医のモラルにかかってきます。

ここを確実に行うためには、歯科医の形成と印象(型取り)の上手さにかかってきます。もちろん技工士の技術力も大事です。

適合の良いクラウン 
適合の悪いクラウン

正直、これは最悪のクラウンです。

しかし、こういったクラウンが患者さんの口の中に存在する事も多々あります。

今後、何かの治療の際に、この補綴物を「不良補綴物」として撤去の対象となってしまう場合もあります。

(私の思う良い歯科医 2)

今も昔も歯科医と技工士の間で解決しない問題に「形成」と「印象」があります。補綴物を作るためにはとても大事な所でここから全てが始まります。

歯を削る際の出血や浸出液は印象時には大敵となります。「2回以上型を採る」「削った翌週に型を採る」は正確に印象を採ろうとする歯科医の表れかもしれません。

ただ、歯肉を傷つけず、削った日に正確に型を採れる歯科医もいるんですけどね。

次回は歯肉縁下の形態についてお話しします。