テンポラリーとプロビジョナル

明確にテンポラリーとプロビジョナルの違いの話をすると、それぞれで認識の違いを感じる事があったりします。

歯科医からのオーダーで、フルマウスのケースのプロビジョナルを依頼されたとします。

最初に感じるのは、この情報ではプロビジョナルにはならないな~と感じてしまう事があります。

これはテンポラリーとプロビジョナルの違いが、それぞれで明確でない事にあります。

テンポラリーは「暫間的な物」と認識され、プロビジョナルはもう少し上等な物と言われる事もありますが、私自身は下記の様に分けるとスッキリするかなと考えています。

現状の咬合や咬合様式を変えない事を前提に、少数歯の補綴の為の暫間的な物をテンポラリーと考えます。

これだと、すでにある規制の中での製作となりますので、答えが見えている訳です。そしてその答えは、おそらく歯科医も技工士も同じ目線にあると思います。

つまり、最終補綴物に迷いがない場合であれば最終補綴物が入るまでの「テンポラリー(暫間)」としてとらえれば良いのかと判断します。

それに対して、最終補綴物に明確な合致が無い場合はテンポラリーを介してプロビジョナルに移行していく事が良いのでは?と感じています。

多数歯のケースで咬合関係や咬合様式が明確でない場合や、審美的(形態に対して)な最終補綴物の青写真を描く場合、歯科医と技工士または患者を含め「最初の基準を作る」のがテンポラリーで、そこから各々の好みや考え方を反映させ、最終補綴物のプロトタイプとなるプロビジョナルに移行して行くと捉えると良いのではないでしょうか。

例外的にインプラント上部構造での歯肉のスカルプティングに使うものなどはプロビジョナルという認識でも良いのでしょう。

流し込みレジンを使用しての「プロビジョナル」
ガム付きの場合はビジュアル的な目的と、歯肉に対して考慮した素材の選択が必要です

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